皆さんこんばんは。菅原 (@sugamori2) です。

僕は22歳で大学を卒業直前に奥多摩へ移住して、衰退している地域を活性化させたい!という熱い想いで、何か地域のためになる事業を興そうと思ったのですが、すぐに地域の飲食店経営者の方にこんなことを言われました。

「菅原君、地域を活性化するとか考えなくていいから、まずは自分が飯を食えるようになることを目指しなよ。」

おーいきなりそんな感じか。奥多摩それで大丈夫なの?人いないんじゃないの?町盛り上げないといけないんじゃないの!?若い人が頑張らないといけないんじゃないの?と困惑したことを覚えています。

でもこれ、今ならものすっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっごく大切なことを教えてくれたんだと分かります。

何よりも大事なのは「地域で食える力」を1日でも早くつけることなんですよ。

地域活性化のために色々リサーチしたり、ビジョン描いたり、ミッション・ステートメントつくったり、クレドつくったりもんもんと形があるようでないことばかりやって時間を潰すよりも、今自分が出来ることで1日1円でも早く稼ぐこと。

食える力が自分にまだないと思うなら、食える力を身に着けるまで地域活性化事業はやらない方がいい。企業に就職してお金をもらいながらスキルを磨くのが一番です。

理由はすごく簡単で、食える力がないと、事業を続けられないからです。僕は初めから続けられないような事業を、「地域の活性化になるから」という理由だけで興すことは悪だと思っています。

昔、僕はやっていた事業をやめたことがあります。「地域の活性化になると思って」収益性のない事業を描き、気軽に始めてしまいました。その時にお世話になった方々に多大なご迷惑をおかけしてしまいました。

「期待してたのに。」と言われた言葉に、返す言葉がありませんでした。

「まずはやってみる」「挑戦する」ことはとっても大事だと今でも思っていますが、「それ、本気で続ける気ある?」と聞いて言葉を即返せないような事業をその後興すことはありませんでした。

事業を興すからには、必ず成功させて、儲けて、関わる人たちを幸せにする。

自分一人をまずは食わして幸せにすることで、ようやく地域で暮らせるようになる。

肩肘張らなくても、地域の人々は移住者が楽しく暮らす様子を眺めているだけでも嬉しかったりするんですよね。それだけで、地域の雰囲気はガラッと変わります。「活性化」は「雰囲気」をつくることから。

地域で楽しく暮らすために、ちゃんと稼ぐこと。稼ぐことをためらわないことが大切です。

▼「地域で食える力」を身に着けるヒントを詰め込んだ本を書きました▼

著書:自分の地域をつくる ワーク・ライフ・プレイ ミックス